∞A cup of coffee∞《青》Part3 (ページ1)

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今日は仕事終わりに会社の前に章大が迎えに来てくれる事になってる。

どこか行くん？って聞いたら、動きやすい格好しててって言われたから、今日はスカートにハイカットスニーカーを合わせた。

お店を閉めて、ビルの外に出ると、エントランスに章大の姿を見つけた。

けど、女の子二人に囲まれて話してる。

決して楽しそうとは言えへん雰囲気やけど、どうすることも出来なくて、そっと近くに行く。

安「…ごめんやけど、俺、この子のこと待っててん」

周りにいた女の子達にそう告げると私の横に来て、そっと腰に手を回した。

でも、その子たちはめげずに

女「またお店行くねっ」

って可愛らしく手を振ってからそこから去っていった。

『常連さん？』

安「お客さんではないな、おしゃべりだけしに来るんよ」

『そうなん？放っといてええの？』

安「ほんまにお客さんなら大切にするんやけどなあ。お話し相手はAがおったらええよ」

行こかって、腰に回した手をするっと解いて今度は手を繋いだ。

『どこに行くん？』

安「パーキングに車停めてん」

『お出掛け？』

安「おん♪俺のお気に入りのとこ」

会社のすぐ近くにあるパーキングに停めてある車に乗って、章大のお気に入りのところを目指して走り始める。

安「お腹空いてへん？」

『うん、まだ大丈夫』

安「ふはっ！まだって、いつ限度が来るん？」

『あと一時間は平気かな…』

安「何やねんその腹時計！」笑

章大はすごく楽しそうに運転をしてた。

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