∞A cup of coffee∞《青》Part1 (ページ23)

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待ち合わせしたのは、章大の雑貨屋さんで。

安「ごめんなー？今日お客さん来る予定やから…もう少し待っててくれん？」

『わかった、お店見ててもいい？』

安「ええよー」

棚に並べられた雑貨を見ていく。

ガラス細工が多くて、両親の仕事柄すごく繊細に作られてるんやってわかった。

肩をトントンって優しく叩かれてから、章大の声がした。

安「綺麗やろー？今日新作が届くんよ」

『輸入？』

安「ちゃうよ、俺がデザインしたのんを形にしてもらっててな？それが昼間に来る予定やったんやけど、」

章大がドアの方を見る。

つられて一緒に見たら、スーツを着て肌の白い、外人さんのような男の人が入ってきた。

横「ほんまごめんっ！今度はちゃんと新作持ってきたわ。あと、お詫びにケーキ！」

あれ、この人も関西人なんや。
ほんま関西人が多い都内やなあなんて思って、また棚に目を戻す。

横「あれ、お客さん対応中やった？待ってるで？」

安「大丈夫、…今度ライブに招待してる子なんよ」

なんかちょっと言葉濁されたな、なんて思って顔をあげたら、色白の人と目があった。

横「あー、例の…」

安「Aちゃん？この人は横山裕って言ってな？俺とバンド組んでるんよ。よこちょって呼んでなあ」

はじめましてって、お互い挨拶をする。
それからはお仕事の話を二人でしてたから、また商品棚に目を戻す。

10分位して、行こかって声をかけてくれたから、お店の戸締まりを待って、よこちょとは駅で別れて、章大が予約してくれてるってお店に向かった。

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