仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！5 (ページ22)

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無理は禁物(潤)6 ページ22

翔side
和から連絡をもらって、珍しく早めに仕事が終わった俺が3人を迎えに来た。
翔「失礼します、櫻井です。」
医「あ、潤くんですよね。今は38.4℃まで下がって眠ってますよ。」
翔「ありがとうございます。」
ドクターについて行くと、和とAにべったりのまま純が寝ていた。
医「ほんとに仲いいですよね。
じゃぁ何かあったら呼んでくださいね。」
翔「はい。(笑)
和、A、咳とかは？」
和「してないよ。」
A「熱だけみたい。」
翔「そっかぁ。最近忙しかったんなら無理したんだろうなぁ。
帰ろうか。」
和「翔にぃおんぶする？」
翔「うん。乗せてくれる？」
2人に手伝ってもらって潤を背中に乗せる。
動かしても全然起きない。
それだけ疲れてるってことだろうな。
俺は、ドクターにお礼を言ってから、医務室を出た。
．
それから潤は3日間ほど休んで体調も戻った。
和「セーブしてって言ってるのにー。」
潤「だって、大会近くて休めなかったんだもん。」
A「じゃぁさ、言うだけでいいよ。どうするかはそのあとちゃんと相談しようよ。
じゃないとほんとにしんどくなるから。」
潤「ん。」
2人に言われて頷く潤。
体調悪いのを言い出せないのは心配かけたくないっていうのが一番だと思うけど、
それで潤がしんどい思いをするのは2人も辛いんだろうね。
今回のことで誰かに少しでもSOSを出せるようになったらいいなぁ。
それは和もAも同じだけど。