仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！5 (ページ19)

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無理は禁物(潤)3 ページ19

潤side
学校から帰ってくる途中からなんか身体だるいなーと思ってて
自分の部屋に入ったらそのだるさが一気に増して、ベッドに倒れ込んだ。
30分ほど寝たんだけど、あんまり改善しない。
それでも寝る前よりは若干ましになってたから、
起きて夕食を作ることはできた。
幸い食欲はなんとかあったから、いつもより少なめだけど食べて、
後片付けをしようとしたときすごい寒気に襲われた。
やばい、このままだと隠し通せないと思って、そっと自分の部屋に戻った。
だけど、やっぱり隠し通すのは無理だったらしい。
少しして翔にぃが来た。
いや別に隠したいわけじゃない、むしろ気づいてほしい。
でもなんか自分からは言えなくて、結局隠しちゃうんだよな。
絶対熱あるし、もしかしたら注射されるかも。
注射はちょっと苦手。
でも何もしないって言う翔にぃの言葉を信じて振り向いた。
案の定熱があることはばれたらしく、一瞬困ったような顔をしたけど、
約束だから何もせずに隣にいてくれた。
こういう時、自分から体調悪いの言えたら楽なのになって思う。
翔「何か飲む？喉乾かない？」
潤「だいじょぶ…」
翔「そう？」
翔にぃは何も言わなくても背中をさすってくれた。
それだけでかなり楽になった気がするんだよな。