仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！5 (ページ13)

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入院中の出来事(妹)13 ページ13

翔side
Aと瑠美ちゃんの処置を終えて、俺たちは太輔と風磨から話を聴いた。
和と潤がAについていてくれている。
風「Aちゃんが俺に連絡をくれたんです。ナースコール押しても誰もいないって。
アラーム音も聞こえたし意識もないみたいだから胸骨圧迫を支持しました。すいません。」
翔「風磨が謝ることじゃないよ。Aのおかげで瑠美ちゃん助かったんだから。」
雅「今日って小児科のドクター少なかったの？」
太「俺ともう1人いたんだけど、2人とも急変処置に入ってて。
ナースもそっちに行ってたのとちょうど点滴の刺し直しをしてたらしくて。」
タイミングがちょっと悪かったんだよな。
風磨も太輔も謝ってくれたけど、別に2人が悪いわけでもないんだから。
太「Aちゃんどんな状態？」
智「発作がかなり大きかったからマスクと点滴で様子見てる。ひとまずは落ち着いてるよ。
あんなに大きいパニック初めて見た。」
雅「うん。呼吸止まるんじゃないかって思ったもん。」
翔「俺らの声もなかなか届かなかったしね。」
智「しばらくは頻繁に発作起こすかもね。
太輔、退院少し伸ばしてもいい？」
太「もちろん。」
智「今日は朝までここにいるよ。みんなはどうする？」
雅「和と潤、明日も学校だし俺連れて帰ろうかな。
翔にぃは？」
翔「残ろうかな。
雅紀、ありがとな。」
雅「いいのいいの。じゃぁまた明日来るから。」
と言って、雅紀は離れたくないと言う和と潤を連れて病棟を出て行った。