貴方と雲雀さんは私立希望ヶ峰学園に入学してしまったようです ―final― (ページ34)

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第175話　おしおきページ34

盾「…何コレ?…え?何コレ?」

目の前の状況に追いつけていないのか江ノ島さんは立ちすくんでいる。

霧「江ノ島盾子…貴女の『負け』よ。」

盾「『負け』?負けた?アタシが?そ、そんな…そんなのってぇ…

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最っ高じゃなぁ～い!」

皆－雲、貴「!?」

皆に同様が伝わる。
それもそうだ『失敗』したのに江ノ島さんは喜んでいるのだから…。

盾「これが『絶望』なのねぇ～。
2年も前からこの学園に乗り込み、綿密な計画を練り上げて貰って…実の姉まで殺したっていうのに…最後の最後の最後で失敗するなんて…超～絶望だわー!!これ以上無い位、超絶望的に幸せだわ～!!」

苗「な、何言っているんだ…?」

貴「…投票タイムが終わった後にする事と言えば?」

苗「っ!!」

盾「流っ石!卯月ちゃ～ん!!だってそろそろ『おしおき』の時間でしょ～?」

皆の顔が青ざめるのが分かる。
それもそうだ人が目の前で死ぬなんて…見ていられないんだから。

苗「ま、待てよ!僕達別に…お前に死んで貰おうなんて…。」

盾「やーめてやめてやめてやめてー!」

苗木君が止めようとするが、江ノ島さんはそれを振り払うように拒絶する。

盾「さっきから言ってるじゃない!
アタシは生きることに『希望』なんて持ってないのー!!
むしろ…人生で一度しか味わえない『死の絶望』をこれから楽しもうとしてるんだから～…

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邪魔しないでよ!!」

憎しみを込めて、怒りを込めて、彼女は『希望』を拒絶した。

「ウプ…ウププププ…はぁ～素敵だわ～コレが『死の絶望』なのね…
世界中をこの素晴らしい絶望に染め上げたかった…

じゃあ…始めるよ?

最後に相応しいスペシャルな『おしおき』…

では張り切っていきましょう!!

『おしおきターイム!!』
キャハハハハ!!アハハハハ」

――――――――――――エノシマさんがクロにきまりました。――――――――――――――

―――――――――――――――おしおきをかいしします。――――――――――――――――

生きることに絶望し、実の姉やあの人を殺してまで『絶望』を求めた彼女のおしおき。

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『超高校級の絶望的おしおき』