第173話 超高校級の希望 ページ32
つうっと温かく冷たい涙が頬を伝いぽたりと冷えた床に染みをつくる。
忘れていた、大切な言葉。
ずっと前、僕が『超高校級の絶望』だった時、僕が僕自身に絶望した時…
言い方はちょっと恥ずかしかったのか、雲雀さんにしては荒かったけど嬉しかった。
必要としてくれて、ここに居ていいんだって…思えた。
貴「思い出したんですか?」
雲「いや、断片的にだけど覚えてたよ…最初から」
そっか
やっぱりこの人には敵わない
今も昔も…―――――。
貴「もう大丈夫。」
どれだけ理不尽でも
どんなに絶望的な状況でも…
.
.
.
僕には、雲雀さんがいる。友達がいる。仲間がいる。
だから
貴「僕はもう
希望も絶望も全部背負って生きていく。前に進む。
苗「卯月さん…」
貴「苗木君…もしかしたら貴方は幸運なんかで入学したのではないのかも」
苗「え?」
霧「希望を持ち続けた貴方は…最後まで『絶望』に屈しなかった貴方は…
.
.
.
『超高校級の希望』…と言えるのではないかしら…」
ただ真っ直ぐに純粋に一縷の希望を持ち続けた希望は、『超高校級の絶望』を糧に今開花する。
それは一人、二人と伝染し、ついには彼女の心にも希望の灯火がついた。
「もう…迷わない。」
そう言った彼女の瞳は、真っ直ぐに江ノ島盾子を見据えていた。
第174話 ダンガンロンパ→←第172話 その絶望を打ち砕くまでの希望を
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朱雀(プロフ) - あ、名前朱雀変わってますけど漆黒の天使です (2015年5月10日 20時) (
レス) id: 3842fb7942 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - ありがとうございます 頑張ってください (2015年5月10日 20時) (レス) id: 3842fb7942 (このIDを非表示/違反報告)
卍(^ｐ^卍)カゲロウ(プロフ) - 漆黒の天使さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。要望ありがとうございます。本編終了次第、番外編書こうと思います！ (2015年5月7日 0時) (レス) id: 3d9c28ab69 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の天使(プロフ) - 番外編とか作ってください (2015年5月4日 15時) (レス) id: 3842fb7942 (このIDを非表示/違反報告)
神狩(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2015年1月26日 22時) (レス) id: 51f3438d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卍(＾ｐ＾卍 )カゲロウ | 作成日時：2014年1月19日 18時
