歌い手様短編集[大人数合作]part6

ねこみみにゃんにゃん２ ページ14

しばらく待つものの、連絡は来ない。
スマホをいじりながら待つこと一時間ほど。
しばらくまつと、やっと坂たんから連絡が来た。

何言うてもな、そのまんまやんけ。
『センラのイケメンな顔にミスマッチな猫耳がついたんやって』
既読と返信、『ドッキリ？』
そっか、ドッキリの可能性あるんや。
自分の耳を引っ張る。
取れる気配はないし、なんなら感覚ある。
やっぱ取れへんし、感覚あるし、ドッキリやないやろ。
さかたんは？
『さかたん、センラに猫耳生えてもうた』
しばらく待つものの、連絡は来ない。
スマホをいじりながら待つこと一時間ほど。
しばらくまつと、やっと坂たんから連絡が来た。


『ごめん、寝とった。んで？猫耳？そんなん元々生えとるやんけ』


ごく当たり前だろ、と言うふうに言ってくる。
寝取ったやないねん。
ちゅーか、なんやそれ。
人間に元々猫耳が生えてるわけ無いやろ。
だが、そうだとすればうらたんと志麻くんの言葉も納得がいく。

ピンポーンとインターホンがなり、頼んでおいた宅配便が着たらしい。
モニターを覗くと、画面には帽子から覗く猫の耳。

「嘘やろ」

思わず絶句し、とりあえず受け取る。
最終的に夢や、と結論づけ、ベッドに再度潜った。

―――――――――――――――

所要時間

27:25で書いた30分チャレンジです。
うだうだでした。

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