歌い手様短編集[大人数合作]part4 (ページ7)

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お店を出ると、さっきは降っていなかった雪が、ふわふわと空を舞っていた。

いつもなら雪におおはしゃぎしてしまうが、今は気にならない。

渉の家まで私はひたすらに走った。

渉の家の近くにくると、渉との思い出も増えてくる。

あの公園も、あのコンビニも、全部全部渉との思い出の場所だ。

とうとう、私は渉の家に着いた。

さっきまでは感じなかった疲れが、一気にのしかかってきた。

それを振り払うように私はチャイムを鳴らす。

う「はーい。…ってA！？」

私は渉に思いっきり抱きついた。

う「うぉっ！ちょ！お前！」

『ごめん！渉！ごめん！』

渉は驚いたような顔をして、はぁ。と溜め息をついた。

う「まぁ。一回家ん中入ろ？」

『…うん。』

私はもう二度と入れないと思っていた、渉の家に入った。

渉の家は、いつも通り整理してあって、綺麗だった。

う「…で、お前。俺と別れたいって言わなかったっけ？」

『あれは嘘。ごめんね。私…。』

う「はぁ。分かってるから、平気。」

『本当…？』

う「うん。」

『よかったぁ！』

私は、渉に抱きついた。

う「お前。本当に俺に抱きつくの好きだよな。」

『うん。』

だって渉、私の大好きなシャボン玉みたいな匂いしてるんだもん。

う「あ、外雪降ってた？」

『うん！降ってた！』

う「そっか…。」

渉は、そう言いながら私の頭をそっと撫でた。

来年も、再来年も。

笑顔で、また会えますように。

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どうも！時林檎。です！

まぁ、私の小説の雰囲気はこんな感じです！

そして、皆さん思ったでしょうか。
「時林檎。が、珍しくパピエンにしてる…だと。」
と。←

だって！新年早々失恋は、ちょっと…。って思ったんです！
まぁ。久遠さんがパピエン好きなので、ね。←

ちなみにLiSAさんとUruさんの再会をイメージしました。

それでは！(*・・*)