こっちみて弐【地縛少年花子くん】 (ページ4)

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4話ページ4

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私は暫く学校を休んだ。

後から聞いた(見た)話だと、先輩は無事だったらしい。

このままだと学校に通えないからどうするか考え中で、とりあえず保健室登校でも学校には行くことにした。

久しぶりの学校は懐かしいような寂しいようななんとも言えない空気に包まれていた。

そーいえば先輩、耳が聞こえないこんな私でも愛してくれるのかな、なんてネガティブ思考になりながらも保健室へ行く

ドアを開けると寧々ちゃんの後ろ姿を発見

ドアを開けた音(多分)で寧々ちゃんは振り向き、抱きついてきた

ぱっと離れたかと思うと紙に大丈夫だった？私、Aちゃんに会えなくて物凄く寂しかった！！ってなに。可愛すぎる。

私もだよと伝えれば寧々ちゃんはスマイル100点満点

それからしばらく話していると先生が来たため、寧々ちゃんは手当をしてもらう

『どこ怪我したの？』

と聞くと、えへへ、階段からおっこってたんこぶ出来ちゃったと。

ほーんと、寧々ちゃんはドジなんだから！

笑みを浮かばせていると寧々ちゃんは手を止めず、そのまま何かを描き始めた

〝Aちゃんは先輩のこと、好きなの？〟

正直、好きかどうか分からない。断れなかっただけで……
こんなことを言うときらわれてしまいそうだけど寧々ちゃんなら大丈夫！と信じて素直に言う。

〝だよね…あ、あのね、もしかしたらAちゃんの耳治せるかもしれないんだけど………〟

そりゃー、きっちり正座して耳を傾けるよね