世界的アーティストは元GENERATIONS

弟 ページ31

｢なんで俺まで連絡無し?｣

『ごめん。忙しいと思って』

｢馬鹿?｣

『酷い…』









弟と偶々会ったから呑みに来たけど怒ってます、ね…。









『デビューしたの聞いたし、忙しいでしょ?』

｢まぁ、もう1年経ってるし慣れてきたけど｣

『これからでしょ笑』

｢帰ってきたこと知らせない、GENERATIONSさん抜ける事も教えない。何したいの｣

『うぅ…。怒んないで…』

｢馬鹿｣

『…ごめんなさい』









弟が怖いよ…
5年ぶりなんだからもっと優しくして…









『それで、グループはどう?仕事は?』

｢楽しいよ。人数多くていつも騒がしいけど笑｣

『そっか笑。でも楽しんでるなら良かった』

｢Aは?仕事とかどう?｣

『楽しいよ。GENEも普通に接してくれるし、先輩方との仕事が増えて大変だけどね』

｢まぁ、帰ってきたなら良かった｣

『あ、今ツアー中でしょ?身体は?無理してない?』

｢明日から九州移動する｣

『そっか。タイミング合えば見に行けるかHIROさんに聞いてみる』

｢良いよ、別に｣

『弟の晴れ舞台じゃん。見ないわけにはいかないよ』

｢あっそ｣

『初ツアーなんだし見に行くよ。絶対』









アメリカでの暮らし、デビューまでの道のり。
家の話から仕事の話の何から何まで語り明かした。









『今更だけど、20歳のお祝いとデビューのお祝いで欲しい物とかしたいこととかあったら言ってね』

｢考えとく｣

『じゃあ、樹。気をつけて帰ってね』

樹｢姉貴も気をつけなよ｣

『ん。また事務所で』









5年ぶりの樹は大人になってたし、心配要らないみたい。
良かった。

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