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○:おはよう。 ページ1
私と君が一緒に此処に住み始めて早、1週間。私は彼と目を合わせる事がとても恥ずかしく精一杯逸らしたり拒んだりしてきた。
交わす言葉でさえも、素っ気なくなってしまう。
私はこの7日間、ずっと逃げ続けた。
しかし、今朝私が起きると、珍しく不機嫌なご様子で紫色の瞳を真っ直ぐと私に向けて、ダイニングの椅子に腰かけていた。
「あ、…んと…。」
「………。」
目を下に伏せ頬を紅らめる。
このむすっとした顔は相当不機嫌だ。
「……あの。Aさん。」
「……はい。なんでしょう…。」
「何で、目、合わせてくれないんですか。」
しまった、気付かれた。少しどきりとする。その言葉にまた、顔を伏せてしまった。
そして彼は立ち上がったと思うと、ふらりと此方に歩んで来た。
「え…と。…そのー…。シ、ショッピさん…?」
私は反射的に後ろに下がってしまった。
「……っあ…。」
「………。」
指先は朝日に照らされた壁に触れた。
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作者名:Lycoris. | 作成日時:2018年11月24日 6時