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○___ ページ16
「ん、何………っ…ん、ちょ……っ…
」
彼はいきなり私に被さって来たかと思うと、ドラマのような、甘口のディープキスを仕掛けてきた。
「…っん…ぁ…ぅ…」
何度も角度を変えながらキスをしてきて、そろそろ息が上がってきた。
「ん、……ふぁ…」
体に酸素を取り込ませるため、薄く口を開いた。
すると、待っていたかの様に、するりと舌が入って来て執拗に絡ましてくる。
「…ん、ぁ、う……っ」
薄暗い室内に響く水音が、脳内を溶かしていった。その上、体はほろ酔いのため力が入らない。絡まる指がぎゅっと握られる。
「ん、ショッピくん、…き、急にどうしたの…?」
「…”ドラマ“チックですよ。」
わざとドラマを強調して言った彼は怪しい笑みを浮かべていた。
「…あ、Aさん、今こういう状況なんすけど、どうします?」
テレビに目を向けると、ヒロインが横抱きにされて寝室に運ばれていくシーンだった。
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作者名：Lycoris. | 作成日時：2018年11月24日 6時
