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いったい何時間こうしていただろう。
降りしきる雪もとっくに止んで、
もう当たりが薄暗くなってきていた。
どうしてこんなにも体は冷たいのに、
まだ頭が考えることを止めないの。
『ねぇ、君』
突然声が聞こえて、
溶けだしていた体が戻ったような気がした。
ゆっくりと振り向くとそこには男の人。
とても綺麗な人だった。
私を見るなり目を丸くする彼。
あぁ、
もう見慣れてしまった表情。
『…綺麗』
ぽつりと彼の口から出た言葉は、
私を初めて見る人から
出る言葉だとは思えなかった。
そんなこと、
初対面で初めて言われた。
私に積もる雪をはらい落として、
体が冷えてるから、
とそのまま手を引かれる。
見たこともない夜の街に
私達は紛れた。
あの時の彼の手の温もりは、
どこかだいすきな人に似ていた。
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しおり - こうゆうお話大好きです。ゆっくりでいいので更新楽しみにしてます。 (2018年1月24日 17時) (
レス) id: 70f1a63ac3 (このIDを非表示/違反報告)
しゃむ(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます…！こちらの確認不足でした。訂正してお詫び申し上げます。 (2018年1月15日 17時) (レス) id: 0775ac6a08 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物やキャラを扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグお外し下さい。違反行為です (2018年1月15日 10時) (レス) id: f87e241e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃむ | 作成日時：2018年1月14日 23時
