少女のための備忘録【ツイステッドワンダーランド】 (ページ28)

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２７　チップがひぃ、ふぅ、みぃページ28

Aside

サム「ようこそ『Mr.Sのミステリーショップ』へ」

『やっぱりお店だったんですね！』

お店の中は少しだけ照明が落とされていて暖かみのあるオレンジ色

でも、ちょっとだけおどろおどろしさもあった

『……あの、強いブキとか守るときに役立つアイテムとかありますか？』

ミステリーショップだから、何でもあるような気がした

でも、

まぁ。あるわけないよなぁ……サム「IN STOCK！」

『！本当ですか！！』

サム「あそこの棚を見ておいで！」

指の指す方向を見ると空中に浮いているチップが沢山並んでいた

てててっと駆け寄り間近で見てみる

『一番上の段はブキ？の棚で、

真ん中の段はスペシャル？の棚で、

下の段はサブ？の段ですか、ね？』

サム「何をお求めかな？」

『そうですね……スペシャルを全種類貰おうかな？』

サム「お目が高い！」

『いくらですか？』

サム「あぁ、子鬼ちゃんが逃げ切れること。それが代金さ！」

『えっっ！！良いんですか？！』

サム「彼がそうしろと言っているからね。＿＿＿おっと、口が滑ってしまった」

『？……ありがとうございました！』

もらった後にサムさんは直ぐに行きな！と言っていた

だから、お礼をちゃんと言ってから直ぐにまた外に飛び出した

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
NO side

サム「……よし、もう出てきて大丈夫だ」

しん、と静まっている店の中で響く声

それに反応するようにして奥の布が掛けられた箱の中から１人の男が出てきた

……困惑した顔をして

？「…………いま、の、声って、……」

「まだ確定したわけじゃ無いし、……でも。

ねえ、

オルト(・・・)＿＿＿」

そう男が口にすると何処からともなく小柄な男の子が飛んできた

-

＿＿うん、兄さん。一致率……100％＿＿

＿＿＿彼女が………だ＿＿＿