25 フワフワな彼 ページ26
Aside
?「あちゃ〜、バレてたッスか?」
とん、と木の枝の上から地面へと軽やかに着地したのは
ケモ耳が生えた可愛い男の子だった
『ふぁ、可愛い…』
ここですこし弁解させてもらいます
口走ってしまったのには大きく分けて2つの理由があって
まず、同じ金色チームだと分かったから
白いTシャツにチームの証の王冠のワッペンが付いてる
(銀色チームは十字架)
次に……可愛いかったから
こんなことを考えながら
私が惚けているのに気づいたのか
?「そんなに気になるッスか?」
と言いながらぴょこぴょこと耳を動かした
『!!わぁ!』
凄い!もっと近くで見てみたい……でも変態にはなりたくない
悩みながら手を出したり引いたりしていると
?「シシシッ、触ってどーぞ?」
そう言いながら私に合わせて少し屈んでくれた
……
-
『え、好き』トゥンク
グリム「!!A!オレ様の方がフワフワしてるんだゾ!」
エース「そうだそうだ〜!!騙されんな〜!」
2人が急に騒がしくなる
?「やれやれ。(男の嫉妬は)見苦しいッスよ〜」
そう言いながら屈んだまま私の左手を取ってそっと頭の上に置かせてくれた
『っ!うわぁ、こんなにフワフワなんだ……!』
あ、そう言えば耳の付け根の裏が気持ちいいんだっけ?
思い立った私は裏側をくすぐるようにして優しく撫でた
?「ん〜、もっとして欲しいっす……」スリスリ
なんと!
手に耳を擦り付けてお願いをされたら断れないよ……
『っっ!じゃ、遠慮なく。失礼します』
そう言った私は丁寧に丁寧に頭の上と耳のフワフワを楽しませてもらった
ごろごろと喉を鳴らしながら首に手を回されて
そのまま肩に頭をこてん、ってされたときはびっくりしたけど毛がくすぐったくて思わず笑ってました
(撫でる手は止めない)
________________________
NO side
ケモ耳の彼が頭を肩に乗せている時、彼の目はエースとグリムをしっかりと捉えていた
?「(ご、め、ん、ね)」
そして、口パクで2人にそう言った
「「!!!」」
驚いているのを横目に続け様にもう一つ
_お、れ、の、お、ひ、め、さ、ま、な、ん、で_
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作者名:すずな | 作成日時:2022年4月29日 19時