16 不思議なドリーム ページ16
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『遅れてごめん__こっからは全力で行くよ、エペル!!!』
エペル「よっしゃあ!」
周りの生徒が息を呑んだ音さえも聞こえる
___空を飛んでしまった
数分前に初めて箒に触ったんだよね?って疑うくらいには驚くべきこと
それに……箒の上に“ 立っている ”ときたもんだ
余程体感がしっかりしていたとしても難を極めるテクニック
これは、、想像していたよりも
?「(結果が予想を裏切りそうだ)」
S「せ、先生__転校生の奴、ほ、本当に…?」
言いたいことは分かるよ、S君
___こんなのあり得ないでしょ
まぁ、でもそれが
ユウ「クラークさん、本当は………凄い才能を秘めているのかもね」
彼女って言う人なのかもしれない
ユウside終
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Aside
よっしゃあ!って言ったエペルは持っていたディスク(これをゴールに入れて点を取る)を
私に飛ばしてきた
……もしかしたら私の魔法が通じないかもしれない
だって__ここは、名門の魔法士養成学校で、
今戦っている男の子達はその卵な訳だし
……でもそれが、闘争心に火をつけるんだなぁ
『ッッ!!』ヒュンッッ
風魔法をディスクに乗せてシュートを決める
エース「ナイスッ、A!」
パンッッとハイタッチの音がやけに響いて聞こえた
?「油断すんな!!_____っ、危ねぇっ!!」
瞬間。
視界が暗転した
グラッと体が傾くのが分かる
『(……下にいるあの男の子__こっちにマジカルペン向けてる……)』
エース「間に合わなっっ!!!」
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意識が途切れる前の私には、
叫ぶエースと
慌てているエペル
それが霞んで見えた
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『んぅ?』
目覚めると、私はベッドに横たわっていた
じんわりと感じる左手の温かさ
『!エース、ついててくれたのかな?』ボソッ
そこには、私の手のひらを握りしめているエースがいた
『(…また、おんなじ夢を見ていた)』
エースの手はそのままに、私は起こした上半身をもう一度ベッドに倒した
私は、夢を見ている
それも同じ夢ばかりで
必ず、おばあさんとひとりの女の子が出てくる
今まで何度も見てきたから分かったのは
おばあさんは旅が大好きだと言うこと
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作者名:すずな | 作成日時:2022年4月29日 19時