「あの、良かったらマネージャーしてみませんか？」『え…、マネージャー？』

きっかけ.3 ページ4

そのあと、上村さんに名前を教えた







「Aさんですか、可愛い名前ですね^^」







『ありがとうございます!!』







素直に受け入れちゃったよww







「あの、さっきの事なんですけど、



Aさんって進路迷ってましたよね？」







『はい。



それで、今、町中でいい仕事ないか探してたんですよ』







「何かいいのありました？」







『いえ、特になにも…』







「そうですか…。」







『私、得意な事とか何もないし…』







「…………





あの、良かったらマネージャーしてみませんか？」







え？







今何て言いました？







『え、マネージャー？』







「はい、マネージャーです。



芸能人の」







『芸能人!!!???』







「どうですか？





マネージャーは、得意不得意関係ないと思うんです。」







マネージャーって大変じゃないの？







『マネージャーって大変ですよね』







大変なのは苦手…







「大変ですけど、楽しいですよ。



芸能人のみんなとも仲良くなれますし、



Aさん、可愛い顔してますし、
芸能界に入る事も出来ますよ！」







マネージャーかぁ。







楽しい…。







流石に、私は芸能界には入れないかな







私は、思った。







この偶然を取り戻す事は出来ないと。







よしっ！やろう！！







マネージャーを！！







『上村さん！！』







「やりますか？マネージャー」







『是非！！良かったらやらせて下さい！！』







これを断ったら、私は就職先にずっと迷う筈だ。







大変だとしても、仕事は仕事。







「そうですか！



では、名刺の電話番号に後日連絡下さい」







すぐに受け入れてくれた。







『はい！卒業後からよろしくお願いします！！』









これが私のマネージャーになったきっかけ。

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