熱 ページ1
夕方ごろ、ちょっと具合が悪いなーって思って体温を測ったら
37.4
との表示が…
えー。うそーん。
これから出かけるのに…
りっくんに移しちゃうよ…
と思いながら、とりあえず用事を済ませるために出かけて
帰ってきたら、
まあ、居ますよね。
青山陸様。
玄関先で
「今日熱あるから近づかないでね」
と大きな声で叫ぶと
案の定、飛んできたりっくん
眉毛と尻尾下がって、超心配してる。
ごめん。心配させたくて言ったんじゃないんだ…
靴が脱げたのを確認したら無言で腕を引っ張ってどこかへ連れてこうとする彼。
「移っちゃう」
と言った私の声にも反応せず…怒ってる…?
寝室につくなり来てた服を全部脱がされまして
りっくんのぶかぶかジャージを着させられ
そのあと何かに気がついたような顔したと思ったら
今度は洗面所に連れてかれ
「早くメイク落として、コンタクト取って」
…なーんか、やっぱ怒ってるでしょ。
これ以上怒らせると怖いから言われた通りにしたら
今度はベットに強制送還
ベットの上に放り投げられて、頭の上まで毛布かけられた。
喋ろうとしても全部遮られる…( ; ; )
「最近寒くなったから気をつけてって言ったじゃん」
と彼。
「もう、短パンのパジャマ禁止。今日から僕のリハ着上下絶対ね」
…それでお怒りだったのですね。
「ごめんなさい。うん。りっくんの借りるね。」
そのあとは、睡魔に負けて記憶がないんですけど
起きたらいつも通りりっくんの抱き枕にされててお陰で暑い!
隣で寝てるゴールデンレトリバーはまだ夢の中。
心配かけてごめんねー。昨日よりはいい感じだよー。
って伝えると心なしか笑った気がする。
いつもありがとう。大好きだよ。
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作者名:ctfvgjfr | 作成日時:2019年10月17日 8時