No.85 ページ41
｢うはははは！！！お嬢さんだと！！！！アレは絶対素で間違えられてるパターンだろお前！｣
｢やっべー、襲ってくるかもと思って警戒してたからギリギリ我慢出来たけど、無理、めちゃくちゃおもしれーじゃねぇかよ｣
｢俺笑いこらえるのに必死だったんだけど！A先輩確かに女の子みたいだもんね！これ終わったらスカート履いてよ、先輩の本気の女装見たい｣
『いいぜ、そこらの女より可愛くなってやんよ！楽しみにしとけよ？にしてもお嬢さんって！少女って！！笑いそうになったし表情筋プルプルしたわ！！！さわやかジェットゴリラも何も言わねぇし…やべ、思い出したら笑いが』
猛威を奮った人型近界民たちが撤退して張り詰めていた空気がふっ、と緩むと同時にA級三バカとAの笑い声が響き渡る。ぎゃはは、とバカ笑いする様子を見た後だとなかなか想像がつかないが髪も長く小柄でどちらかと言うと中性的な顔をしたAが少女と間違えられるのは仕方ないことなのかもしれない。わいわいと騒ぐのを視界に収めた東はパンパン、と手を叩いて注目を集めた
｢みんなよくやった。だがまだ終わってないからな、気を抜きすぎるなよ｣
｢わーってますって東さん。流石にそこまで馬鹿じゃないっすよ｣
｢イエー来馬さんナイス囮！迫真の演技！｣
｢てかさっきの門っぽいのもトリガーなのかな？｣
『多分な。黒トリガーだろ、あの女の角黒かったし』
｢ダメだあの女の人思い出したら思い出し笑いが｣
『笑うのはいいけど敵来たらちゃんと働けよ』
プクク、と再び笑いを堪えだした緑川に軽い拳骨をひとつ落とし、Aは東の方に向き直る。ここら辺の切り替えの速さの差はやはり実戦経験歴の差によるものなのだろう。先程までの巫山戯た様子はすっかり也を潜め、凪いだ瞳には静かな戦意が渦巻いていた
『この後どうするんです？俺はB級合同部隊には参加出来ないけど』
｢だろうな。お前は単騎で動いた方が生きる駒だ。B級合同部隊はこのまま南部地区の防衛に戻るが…出水達はどうするんだ？｣
｢逃げてるC級のサポートに行こうかなーっと。今フリーなのおれらだけみたいなんで｣
『俺も追手に気をつけつつC級のヘルプかな。迅さんに頼まれてるし』
｢そうか、わかった。助かったよ。お前ら4人とも今度なんか飯奢らせろ｣
｢ラッキー！｣
｢｢じゃあ焼肉で！｣｣
『(あずまさんの財布大丈夫なのか……？)』
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ヲタクメガネ - 頑張って下さい=∀=応援してます！面白かったです♪ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 3e08522e7d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - とても面白かったです！続きも頑張ってください(*^^*) (2019年1月27日 19時) (レス) id: 4584690b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：βカロチン | 作成日時：2019年1月17日 14時
