No.68 ページ23
｢どうもメガネくんのヘルプに行ってくれた場合のお前、どの未来でもボーダーのトリガー使ってないっぽくてな。詳しくは分からないんだがそのせいで今度はお前がピンチになる未来が分岐するっぽいんだ｣
『ふぅん？俺が近界製のトリガー使わなかったらどうなる？オサムは助かるか？』
｢助かる未来もあるけど正直微妙…だな。そもそもお前がメガネくんのピンチに駆けつけられないっぽい。ただお前がピンチになることも無いよ｣
それなら答えなんて初めから決まっているようなもんじゃないか、と思わず笑ってしまう。自分が干渉できないなんてそれは困る。Aがピンチにならないよりも修が助かる可能性が上がる方が重要に決まっているのだから。
『じゃあ俺は使うぞ。俺の方が強いしなんとかなるかもしれないんだし』
｢やっぱりそう言うと思ったよ。でもおれは使って欲しくない。なんか追いかけられてたり血だらけになって倒れてたり捕まって縛られてたり血吐いてたりでよりどりみどりって感じなんだ｣
『うわ、なにそれ凄いな……でも大丈夫だろ、今まで大丈夫だったんだし。捕まるのはやだけど他はまぁ慣れてるし』
だから大丈夫、心配はいらん、と彼の目を見て笑ってやると彼は苦笑しながら立ち上がった。冷たくなったココアを飲み干してAも立ち上がる。そろそろ寒くなってきたので中に入るつもりだ
｢分かった。あ、トリガー鬼怒田さんに解析で渡してるんだっけ？剣？のやつみたいなんだけど｣
『量産トリガーのダブりあったやつか。俺が持ってる。………なぁ迅さん、昼のさ、会議あの後どうなったんだ？』
俺のせいで空気悪くなってただろ、と小声で付け足したAの方を向くと迷子になってどうすればいいか分からなくなった子供のような顔をしていたので思わず笑ってしまう。この様子だと本当に悪気は無かったらしい
｢ボスが24時間ずっと視ろって言うのは虐待だろって言ってくれたから誰もお前の事責めてないよ。元々聞きたかったことはレプリカ先生が色々教えてくれた。おかげで大分準備も出来そうだ｣
『……支部長とレプリカには謝ったあとちゃんとありがとうって言わないといけないな』
｢うん、そうしな。あと明日の朝はちゃんと顔出さないとレイジさん達心配してたぞ〜｣
『おお…明日はちゃんと起きるぞ…』
｢ならさっさと寝ないとな｣
『いっそ徹夜するとか』
｢却下｣
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ヲタクメガネ - 頑張って下さい=∀=応援してます！面白かったです♪ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 3e08522e7d (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - とても面白かったです！続きも頑張ってください(*^^*) (2019年1月27日 19時) (レス) id: 4584690b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：βカロチン | 作成日時：2019年1月17日 14時
