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「侑、どうすんの?」
「あ?何がや」
「何がって、マネ探し」
あの後侑の気持ちを汲み取った北が、「じゃあ侑にマネの選定は任せるわ」と侑に一任したのが昨日のこと。
そして、これのせいで侑は現在イラだっていた。
「あーあー。私も何か部活入ろうかなぁ?マネージャーとかいいと思うねんけどどぉかな?」
「ええと思う〜!私も一緒に入りたいなぁ〜!」
と、チラチラ。
何処から聞きつけたのかルートは不明だが、主に部活未所属のバレー部ファンの女子が聞こえるようにマネ希望のアピールをしていた。
「だってさ侑」
「論外」
「だろーね」
「頑張れー」と呑気にケラケラと笑う角名の頭を叩く。
ちなみに今は昼休みだが、今日は角名と侑だけしかいない。いつも5人だが、毎日という訳では無いのだ。
「てか飯食うのに何処まで行くの」
「人がおらんとこや」
いや何処だよ、と思う角名だったがとりあえず侑についていくことにした。
「そういえば、
「それがどうし…天才か角名!」
·
『は?マネージャー?』
「頼む!」
屋上で3人で昼食をとっていたAの元に駆けつけ、「この通りや!」と手を合わせて頭を下げる侑を、Aは呆れたように見ていた。
『そもそも私部活入ってるんだけど』
「美術部と掛け持ちでええんや!」
『掛け持ちって…んな簡単に言うなや』
「お願い!」『嫌や』の繰り返される攻防を、角名とAの友人2人は笑って見ていた。
「2人は?何部?」
「アタシはAと同じ美術部〜」
「わ、私は部活入ってない…です…」
「マジ?じゃあ男バレのマネやらない?」
見てる限り侑ファンでもなさそうだし、と思ったが口には出さず、角名は部活未所属だと言うAの友人を勧誘した。
が、角名と目を合わせたまま硬直した。
「え、おーい?大丈夫?」
と顔の前で手を振ると、ハッと意識を取り戻したが段々と顔が真っ赤になっていき、勢いよくAの背中に隠れた。
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ちー(プロフ) - 安蒜 佑さん» ありがとうございます!え、明日じゃないですか!!私は今日で終わりましたが、明日の受験頑張ってきてくださいね!! (2020年10月24日 20時) (レス) id: 82aa1e1d2c (このIDを非表示/違反報告)
安蒜 佑(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!受験、私は10月25日です。お互いに頑張りましょうね! (2020年10月14日 21時) (レス) id: 789e459cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» 率直でシンプルな感想!ありがとうございます!そういうの好きです(?) (2020年10月14日 19時) (レス) id: 82aa1e1d2c (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 89さん» お返事遅れて申し訳ありません!そう言って貰えてとても嬉しいです…!しばらく更新できなくてお待たせしてしまっていますが、更新再開までもう少しだけお待ちください…! (2020年10月14日 19時) (レス) id: 82aa1e1d2c (このIDを非表示/違反報告)
ブドウ味のリンゴ - んもう!好き!!!!! (2020年10月11日 23時) (レス) id: 106317acf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちー | 作成日時:2020年4月28日 9時