儚い者たち 2 (Subaru.S) (ページ37)

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みんなでスタジオに入ろうと、廊下を歩いてた。

一番後ろを歩くオレは、呼び止められた。

振り向くと、前に共演した事あった、タレントやった。

オレの嫌いなタイプ。

杏とは正反対。

女『すばるくん、ひさしぶり～』

猫なで声で、香水プンプンして話してくる・・・

谷間協調してる服・・・

見てもうたけど・・・・・(笑)

すばる『おっ、ひさしぶり。』

女『共演以来だよね～。』

すばる『おん、せやな』

女『今度さ、食事にでも行かない？』

すばる『ええわ・・・』

オレはかぶせ気味で答えた。

女『即答(笑)冷たいな～。

なんで～、行こうよ～』

すばる『オレ、彼女おるし・・・』

女『へ～、彼女居るんだ・・・

でも、いいじゃん！行こうよ～、マネージャーも一緒だしさっ』

すばる『けど・・・』

後ろから、女のマネージャーが来た。

マ『私もご一緒いたしますので、ご安心ください。』

すばる『・・・・お、おん。分かった。』

女『じゃ、また連絡するね～』

すばる『お、おん。・・・・撮影あるから、行くわ。』

女『じゃ～ね～、バイバ～イ』

女『よしっ！第一段階、上手くいったね』

マ『そうだな、上手くやれよ！売れるかどうかがかかってるんだぞ！』

女『もちろん！！！

あっちの方に連絡しといてね。』

マ『おう。もう手配済みだよ・・・。』

女『利用できるものはなんだって利用しなきゃ・・・・』