儚い者たち 2 (Subaru.S) (ページ19)

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杏『すばる、これなんて読むん？』

すばる『パッチアッパーズ』

杏『すごい、かっこいいやん！

アイドルがたばこいいのん？』

すばる『このコンセプトが始末屋って言うやつやねん。

特典用に映画みたいなんも撮ったわ』

杏『始末屋？必殺仕事人みたいな？』

すばる『せやな(笑)

ちょいちょい、古い(笑)』

杏『同世代やん・・・』

すばる『せやけど・・・(笑)』

杏『アイドルって変わったん？』

すばる『オレらが変わってるんちゃう？(笑)』

杏『アイドルはこういうもん！って枠にハマってないな！関ジャニ∞は。』

すばる『こんなアイドルおってええやろ！』

杏『うん、かっこいい！』

すばる『せやろ！オレ、かっこいいねん。』

杏『うん。かっこいい、このドラムの人！』

すばる『大倉やったら、ド・アイドルやん(笑)』

杏『関ジャニ∞、ほんまかっこいいな・・・』私は見入ってしまった。

お腹いっぱいになって、ほろ酔いのすばるは、私の膝まくらで

一緒にDVDを観ていると思っていたら、いつの間にかスースー寝息を立てて寝ていた。

私は着ていたパーカーを脱いで、すばるにかけた。

寝ているすばるを起こさないように、ワインを開けて、一人飲みを始める。

私はすっかり、関ジャニ∞にハマってしまった。

みんなで、合わせて踊るダンス。

バンドスタイルで歌を歌ったり、広い会場を走りまわってファンの人たちに手を振ってる。

時には小さい乗り物に乗って、もっと隅々の人達に手を振ってる。

ステージに戻り、7人でゲームを始めたりトークしたり、それがまたおもしろい(笑)

すばるはあまり話さないけど、話すと一言がめっちゃおもしろい。

画面でしか見てないけど、関ジャニ∞の仲の良さが伝わってくる。

メンバーの事を話してる時のすばるの、大切そうな顔。

テレながらやけど、愛おしそうに話す、すばるの顔を思い出した・・・

膝枕で眠るすばるの頭を撫でながら、『大切なんやな～』ってつぶやいた・・・。

すばる『ん～・・・・』気持ち良さそうに寝てる。

杏『私もすばるの大切な関ジャニ∞を、大切にするからね～』ナデナデ・・・