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貴方『・・・・・・・・』
貴方へ。
「貴方には、辛い思いをさせてきた。
その原因は全てお父さんや。
おまえが２歳でお母さんを亡くして、
お父さんはおまえを、守らんと
あかんはずやのに父さんは弱かった。
母さんを愛しすぎて、おまえにどう愛情を
向けていいか分からんかった。
酒を飲んだら、普通やなくなって
母さん死んだ理由はおまえにあるんやて、
思ってしまった。
おまえの辛そうな顔が、日に日に母さんに
似てくる顔が、
母さんの死ぬ前の顔に見えてしまって、
自分でもどうして、いいのか分からんなってた
今さら、こんな話してもおまえの傷は
消えへんのは分かってる。
これを読んでる時には、父さんはおらんはずや
一人にしてすまん。
けど、父さんがおらん方がおまえは幸せや。
父さんが母さんの代わりに死んでたら、
おまえはもっと、幸せやったはずや。
母さんはおまえを産みたくて、産みたくて、
頑張ったんや。
おまえに会いたくて、会いたくて、
必死に産んだんや。
おまえは愛されて産まれてきた。
父さんが言える立場やないけど、これからは
自分の為に生きてくれ。
信じられんかもしれんけど、
父さんはおまえを心の底から 愛してる。
おまえに愛情をあげれんかった分、
おまえに残してるのがある。
おじいちゃん達の遺産をおまえ名義で残した。
こんな事しかできん父さんを許してくれ。
貴方、愛してる。
父さんより。」
貴方は読み終わった手紙をゆっくり、テーブルに置いた。
横に座るオレの肩に、頭を置いた貴方。
ふぅ〜っとタメ息を吐いた。
渋『・・・・大丈夫か？』
貴方『・・・・・』
オレの肩に乗せた頭が、
触れる貴方の肩が、
貴方の全身が、震えてる。
オレは貴方の頭を抱きしめた。
震える貴方を抱きしめた。
抱きしめられた貴方は大声を上げて、泣いた。
渋『オレ、ずっとおるから、思う存分泣け。』
貴方はさっきよりも大声で泣いた。
しんどそうに、息つく間もないぐらい泣いた。
オレの腹を抱きしめながら、
大声で泣いた。
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ＳＣＣＳ(プロフ) - kimi2018yoriさん» すみません、目次の下の登場人物設定の方へ、お名前入れてみてください。二度手間になって、ごめんなさい！ (2019年3月27日 19時) (
レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - kimi2018yoriさん» ほんとですか！？すいません！直してみます！コメントありがとうございます！ (2019年3月27日 19時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
kimi2018yori(プロフ) - 名前が変わらないので読みにくいです。 (2019年3月27日 18時) (レス) id: b1a5070431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＣＳ
| 作成日時：2016年2月13日 18時
