▽性格 ページ2
【性格】
紅熊寮の生徒らしく、実力主義者で一本芯の通った男。頑固な質とも言う。大抵のことは力で解決できる、力こそ至高…とまではいかないものの、「目的を達成するためには力が必要である」「力がなければ成せることも成せない」と考えているタイプ。要するに現実主義的思考の持ち主。人を助くば強者であるべし。
好戦的というほどでもないのだが、喧嘩を売られたり煽られるようなことがあれば必ずやり返す。なお自分から相手を煽るようなことはしない派。しかし、それはあくまで「意図的には煽らない」というだけである。彼の性分から言えば、本人の無意識のうちに相手を煽ることも少なくない。
また、能はあれども、鷹のように自分の実力を隠したり、手を抜いたりといったことはしない。彼の性分的にできないのである。彼にとって、手を抜くということは、相手を見くびり軽んじていることに他ならない。そして、相手を軽んじることは、その者への侮辱であると考えているからである。
決闘を申し込まれた際は正々堂々、始めから全力で挑む。傍目から見て、明らかに手を抜いているような相手にも嫌悪感を露にする。それゆえに相手のことを意図せず苛立たせり、喧嘩を売っているように捉えられても仕方がない。加えて言葉数も足りないという欠点があり、言動よりも態度や目つきを見たほうが彼の感情は分かりやすいだろう。ただ、彼の根本は激情家のそれである。この辺りは紅熊寮の生徒らしいとも言える。
乱暴で粗野な者が多いと言われる紅熊寮の生徒の中では珍しく、苛立ったり虫の居所が悪い時でもそれを態度に出すことは少ない。ただ、あくまで少ないというだけであって、言動よりは表情の方が表に出ている。別段物や人に当たるわけではないのだが。
大口を開けて笑ったり食べ物を頬張るということをほとんどしない男のため、不愛想だと思われがち。事実、お世辞にも愛想は良いものではない。だからといって何事にも無関心な男というわけではなく、自寮の生徒や近しい者には彼なりの優しさで接している。特に自寮の後輩には、普段の口調よりも幾分か柔らかいものになっており、何か手本となるものの面影を追いかけているかのようにも見える。
愛想は良いものではないが、それは彼の「寮長としての威厳」を見せるためのものである。彼の思い描く理想の「上に立つ者の姿」とは、些末なことでは動じぬ、強靭な精神の在り方を指す。
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