夢なんかじゃない。(ym×in)【完結】

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会場に着くと、沢山のカメラ機材と人で溢れかえっていて、このドラマが注目されている事、テレビ局が力を入れている事は一目瞭然だった。

おれたちは、カメラ機材の前の記者スペースの前から3列目の真ん中に座った。

会見の流れと注意事項の説明が終わったあと、



司会者「では、いよいよ"憧れて冬”の出演者の皆様の登場です。」




ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁと拍手の中、主演を除くキャスト人が出てきた。


そこにはべレラン俳優から注目の若手女優までいる。

先輩アナ「すごいよな〜いくらお金かけてんだ？ってくらい豪華なキャストばっかりだよな。」

「すごいですね。」


すると、




司会者「では、お待たせ致しました！ここで、主演のサプライズ発表をさせていただきます。


今を時めくトップアイドルHey!Say!７の山田涼介さんです！みなさま、暖かい拍手でお出迎えください！」





····ﾄﾞｷﾄﾞｷ。

いよいよだ。
膝の上でぐっと手を握りしめる。



ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!!!!

さっきよりもさらに大きい拍手の中、彼は現れた。

その顔は、笑顔の中にも何か覚悟をきめたような、、そんな表情だった。





(·····やまちゃん。)





ﾄﾞｷﾄﾞｷ


緊張の中、

『ただいまご紹介に上がりましたHey!Say!７の山田涼介です。今回このようなお話をいただき、大変嬉しく思っております。それと当時に主演としての重圧もありますがここにいるキャストの皆様やスタッフの方達と共に素敵なドラマを作っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。』






きゅん。


かっこいいよ。





決して揺らぐことのない真っ直ぐな表情だった。





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