35 ページ35
コンコンコン
『どうぞ』
「失礼します。」
「Jテレビ局の伊野尾です。本日は短い時間ですがよろしくお願いします。」
『山田です。こちらこそよろしくお願いします。』
向かい合わせに用意された椅子に座る。
そっと、前を向くと、やまちゃんと目が合った。
あーやばい!本物だよ!黒のスーツ似合いすぎ!おでこ上げてるのカッコよすぎる!お肌ツルツルだしオーラが半端ないよー。
······ドクンドクン。
(あー手が震える。)
でも、おれしっかり。仕事仕事!!
「お疲れの所すみません。。」
『いえいえ。疲れてませんよ!』
三日月の目をして笑ってくれて、ちょっと赤くなったのは気のせいかな?
それにしても、
····はぁ。心臓持つかな。
そんな事を思いつつもインタビューが始まって、同世代ということから話も盛り上がった。
上手く回せてると思う。
次が最後の質問だ。
これは、さっき思いついたこと。
意を決して聞く。
「山田さん、もうすぐ21歳のお誕生日ですね。20歳の今、幸せですか?」
『ははっ。急ですね。笑
はい。幸せです。この世界にいると大変な事もあるけど、生まれ変わってもやっぱり山田涼介でありたいって思ってます。』
そう言って、照れくさそうに鼻を啜った彼。
素直に嬉しかった。
涙が出そうだった。
だって、自分の大好きな人が幸せですって言ってくれるんだよ。
「·····幸せでよかったです。」
·
インタビューも無事に終わり、席を立とうとすると向こうから、
『ありがとうございました。』
と握手を求めて来てくれた。
え?いいのかな?
恐る恐る手を差し伸べると、
「あっ、」
手を強くひっぱられた。
そして、
おれの耳元で、周りに聞こえるか聞こえないかの低い声で、
『さっきはありがとう。マジでうれしかった。
いつも応援してくれてありがとね。
······伊野尾ちゃん。』
「えっ?//////」
思わず彼をみると
満面の笑みでおれを見つめてくれていた。
·
726人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあ(プロフ) - 結那さん コメントありがとうございます♪嬉しいです(^^)2人の幸せな日々が描けるようがんばります! (2018年8月5日 9時) (レス) id: 7d1f7b4274 (このIDを非表示/違反報告)
結那(プロフ) - この2人のその後見たいです! これからも頑張ってください! (2018年8月5日 3時) (レス) id: f1812bb76b (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 伊涼さん コメントありがとうございます!まだ始まったばかりですが、頑張ります!また見に来て下さい! (2018年6月10日 14時) (レス) id: 7d1f7b4274 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かずなさん コメントありがとうございます!嬉しいです♪楽しんでもらえるよう頑張ります! (2018年6月10日 14時) (レス) id: 7d1f7b4274 (このIDを非表示/違反報告)
伊涼(プロフ) - 新作おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2018年6月10日 12時) (レス) id: d0be82b634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まあ | 作成日時:2018年6月10日 3時