彼に恋して、愛されて2(ym×in)【完結】

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一週間後
コンペ当日

in


次はおれらの出番だ。
書類審査を経て、最終的に2社が残った。

相手はライバル会社の△△会社だ。

資料に目を通していると、

『先輩？緊張してる？』

「山田だって、緊張してるでしょ？」

『なんで、わかんの？！』

「だって、、トイレ何回目？笑 123···· 」

『ちょ！数えてたのかよー！笑』

あははっ。

その場に相応しくないような優しい時間が流れる。



＊「では、○○会社様どうぞ！」

ドアが開かれ、いよいよ本番。


「山田、行くよ！」

『はいっ！』


────

───────。




·





「ふぅ。お疲れ様。なんか手応えあったね！」


『はい！俺もそう思います！』

同じような事案だったけど、クライアントの興味を誘ったのは、涼介が例のパーティで紹介してもらったダイエット食品メーカーの力が大きかった。

それに、中島くんがまとめてくれた年代別のデータも役に立った。

本当、みんなの力で仕事が出来てるんだなって実感する。


「ふふっ。」

『けいー。なぁに笑ってんの？』

さっきまで先輩後輩の関係だったのに。笑


「おれね、嬉しくって。涼介とこうして励まし合って、向上出来てるって思うと。」

『俺もだよ。』

「もし、駄目でも今回与えてくれた時間は宝物だね。」

『うん。でもまだ分からない。1パーセントの可能性がある限り俺は最後まで信じるよ。』

「うん！」


·







涼介がキラキラした笑顔でそう言った1パーセントの奇跡は本当に起こって、おれ達は勝利を掴むことが出来た。



·

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