彼に恋して、愛されて2(ym×in)【完結】

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「···べ、別に言ったって構わないよ。2人で会ってただけで何が問題？」

あくまでも冷静に話すおれ。


中「・・・・。」


「じゃ、帰る。」

お金を置いて、席を立って出口へ急ぐ。
なんだか怖い。一刻も早く帰りたかった。


すると、



中「待って!!!」




店を出ると、急に呼び止められるから、
表情をなるべく出さないように、


「なに？」



そう返事をすると、悲しそうな目でこっちに近づいてくる。おれよりも背が高いから見下ろされている状態で少しずつ引き下がるおれ。



トン。

(あっ、壁。)

壁に寄りかかると、さっきよりももっと悲しそうな目をしながら、


中「僕、ずっと前から伊野尾さんの事が好きなんです。どうして、やまなんですか？」

距離が縮まった状態で攻められる。
訴えてくるその目は、怒りと悲しみが入り交じっていてやっぱり怖い。


(で、でも、、。)


「っ、それはおれが好きになったからだよ。好きになる事に理由なんてある？」


はぐらかそうと思ったけど正直に答えた。だって、これがおれの本心。




中「・・・・じゃぁ。」



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