172助け合い ページ27
神楽「お前…何で…ついてくるアルか……これは…私達の…」
A「無駄話してる暇あるの?家族の問題だか何だか知らないけど、こちとらね、アンタの兄貴に散々迷惑かけられてんの。
…そろそろ、うんざりなんだよ。
…あの、しみったれた顔見るのも。」
神楽「!……。」
その時だった。
Aの胸に激痛が走ったのは。
A「うぅっ!!」
神楽、ハナビ「!?」
突如、地面に膝をつき、胸に手を当て、苦痛に顔を歪めるAに流石に神楽も足を止める。
神楽「おいお前!大丈夫アルか!?」
A「げほっ!ごほっ!ぐっ…」
口から血が零れ、吐血してしまうA。
ハナビ「な、何や!?Aちゃん!!一体どうなって…」
A「大丈夫…私は大丈夫だから…」
神楽「でも…」
A「私に構ってる場合か!!お前はとっとと行け!!取り返しがつかなくなる前に!!」
神楽「!……。」
次の瞬間、神楽はAの右腕を自分の肩に回した。
A「お前…何してんの?」
神楽「勘違いすんなヨ。私は誰かに貸し作ったまんまにしておくのは嫌アル。」
A「!」
神楽「だから、これでさっきの貸しの分も含めて、おあいこだからナ。」
A「……
…ありがと。」
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろかったです!こういう展開めっちゃ好きです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: fba69e2527 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - コメントありがとうございます。頭眩しいは口には出せないことは夢主とハナビにも察しがついていたので、せめて心の中で呟かせました(笑) (2021年2月17日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 面白かったです!あの、頭眩しいのとこめっちゃ好きです! (2021年2月16日 17時) (レス) id: 283f5f246a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年2月6日 1時