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159皮肉 ページ14

その後、何とか難を乗り切った第七師団は一旦、森に避難し、身を隠した。

すると阿伏兎達が潜んでる森の近くに春雨の戦艦が不時着し、中から春雨の構成員達が武器を構えてぞろぞろと出てきた。







ハナビ「な…なんちゅう数や…(汗)」








阿伏兎「絶景だねェ…まさかたかが残党狩りに春雨十二師団中、六師団が動くとは。しかもその内の半分は一人の男を狩る為に動いてるときた。」







星海坊主「俺にはうじ虫が這い回ってるような絵面にしか見えねェ。」







阿伏兎「俺の故郷じゃ絶望的な眺めを絶景というのさ。」







星海坊主「…何で俺についてくる。逃げるなら、俺が暴れてる今しかねェぞ。」








阿伏兎「奴等は夜兎を根絶やしにするつもりだ。どうせ死ぬなら夜兎の生ける伝説と心中するのも悪かねェかもな。」







A「……。」








星海坊主「俺ぁてめぇらの団長殺しにきた男だぞ。」







阿伏兎「皮肉な話だが、俺達が生きて団長と再会するには団長を殺しにきた生ける伝説の力にあやかるしかねェのさ。」







A(他力本願じゃないか……でも、悔しいけど、間違ったことは言ってない…。)








星海坊主「……敵の情報を教えろ。」







阿伏兎「相手は十二師団中三つの師団。中でも厄介なのはそれらを纏める第一師団だ。団長の獅嶺は十二師団でもっとも古株の猛将。頭も切れるし腕も立つ。筆頭格ととっていい。」







星海坊主「…他に厄介な奴は?」







阿伏兎「恐らく、三凶星も呼び戻されたな。」








星海坊主「三凶星?」







阿伏兎「十二師団の中でもトップクラスの実力を持ちながら、掟をおかし、しばらく幽閉されていた危険分子。
一人は十二師団中唯一兵を持たない師団。
しかし、戦場の全兵を操る機巧導師。第三師団団長天王星、范堺。
一人は人の心を読む目を持ち、星芒剣王の異名を持つ春雨筆頭剣士。第二師団団長冥王星、馬董。」







A「!!」







ハナビ「第二師団って確か…鈴鹿はんが所属してる師団や!!っちゅうことはまさか…(汗)」








A「……少なくとも、もう一緒にご飯は食べられないね。」

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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2021年3月3日 8時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろかったです!こういう展開めっちゃ好きです! (2021年3月3日 1時) (レス) id: fba69e2527 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - コメントありがとうございます。頭眩しいは口には出せないことは夢主とハナビにも察しがついていたので、せめて心の中で呟かせました(笑) (2021年2月17日 10時) (レス) id: 38c3065273 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 面白かったです!あの、頭眩しいのとこめっちゃ好きです! (2021年2月16日 17時) (レス) id: 283f5f246a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タンポポ | 作成日時:2021年2月6日 1時

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