第五説チョコラブ9 ページ8
数十分後、温泉宿炎に帰ってきた立香達。
アンナ「葉、立香。」
立香「はい…。」
葉「なんだ?」
アンナ「アンタ達、チョコラブを探しに密林に行ってきたのよね?」
立香「はい…。」
葉「あぁ。」
アンナ「まさか、これがチョコラブだって言い張るんじゃないでしょうね?」
ジャガーマン「おぉぉぉ!!もももももしや!!あの湯気たつ泉が噂の温泉!?
やっば!!
でも、私猫舌だけど、大丈夫かニャ〜?
え?温泉は飲むものじゃなくて浸かるもの?
上等じゃい!!入ってやろうじゃない!!」
アンナ「猫もどきは入浴禁止よ。」
ジャガーマン「ガーーーーン!!」
立香「女将の仰りたい気持ちはよくわかります…。」
葉「いいじゃねぇか、手ぶらで帰ってくるよりましだろ?それに、従業員が増えりゃ、お前もちったぁ楽になるぞ。」
アンナ「捨て猫感覚でサーヴァント拾ってくるのはアンタ位よ。葉。」
ジャガーマン「安心しな女将、私はこう見えても神の端くれ。
つまり…招き猫の素質がある!!」
アンナ「ないわよ。アンタみたいなの宿に置いたら、逆に客が逃げるわ。」
立香「うんうん。」
ジャガーマン「お願い〜!!置いてよ〜!!
何でもするから〜!!働くから〜!!
猫の手借りたい位、忙しいんでしょ!?
今なら一日三食ご飯プラスお昼寝つきに限り、ジャガーのお手手をお貸ししようじゃないか!!
ジャガーのお手手はいいぞ〜!!
見よ!!この肉球のぷにぷにを!!
このお手手はこれまで何人もの人間共の肉を裂き、血を吸っているからな!!
されど肉球のぷにぷには不滅!!
強くなれる理由を知ったそこの君!!
私を連れて、進…」
アンナ「退去したがってるみたいだから、宝具使うわね。」
ジャガーマン「ニャーーーー!?」
その後、チョコラブと自称するジャガーマンを仲間にするのに、アンナを納得させるまで半日かかったのであった。
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作者名:タンポポ | 作成日時:2022年10月6日 12時