第八節蓮1 ページ31
翌日。
立香、葉、アンナは最後の戦士を探しに雷雨の中、荒野に来ていた。
立香「女将、炎はいいの？チョコラブ(仮)達に任せて…」
アンナ「あたしが居ない間に炎に何かあったら、強制退去させてやるって釘さしてきた。」
立香(つ、強い…。)
アンナ「それより、こうも立て続けに戦士の名前を名乗る偽物がぽんぽん出てこられて、正直頭に来てるの。
昨日までは三度目の正直と思って長い目で見ていたけど、三人目も偽物となるともう我慢ならないわ。
何が起こってるのか、直接この目で確かめなきゃ、あたしの気が済まない。」
立香「うん…だよね…。
所で、本当にこんな所に居るの？その…蓮って人…。」
葉「あぁ。蓮ならここに居そうだ。
あいつ、強くなることに人一倍こだわってたからな。
いつだって強くなる為の鍛練を欠かさなかった。」
アンナ「ついでに言うと、蓮のオーバーソウルの中にちょうど雷槍ってのがあるしね。」
立香「なるほど……それにしても、強い雨だな…さっき、雷も落ちてたし…。」
その時、三人は荒野の中心から強烈な威圧感を感じ取った。
立香、葉、アンナ「！」
立香「これは…殺気…とは違うか…
でも、すごいプレッシャー…。
ただならぬ気配というか…。」
葉「向こうに誰か居る。」
立香「こんな雷雨の中、一体誰が…」
荒野を進むと、その先に一人で静かに佇んでいたのは…
李書文(ランサー)「…………。」
立香(この人かーーーー！！)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タンポポ | 作成日時：2022年10月6日 12時
