第二節温泉宿 炎5 ページ25
女性霊「あっ…さすがにそこまではしていただけない?」
立香「!い、いいえ!もちろん!喜んで流させていただきます!こちらへどうぞ!」
女性霊「お願いね。」
この時、立香は内心焦っていた。
立香(と、とは言ったものの、ど、どうしよう…この人…一見、人の形はしてる…
ただ…透けてるんだよなぁ…身体…。)
立香は泡立てたボディタオルを手にし、女性霊の背中を洗おうとした…次の瞬間…
[スカッ…ポトッ…]←ボディタオルが女性霊の身体に触れられず、立香の手から落ちる。
立香「…………。」
やはりというか、立香の手でもボディタオルでも女性霊に触れることはできなかった。
立香(や…やばい!!どうしよう!!女将呼んだ方がいい!?いや、ここでお客さんを待たせるのは失礼だよね!!でも…でも…
あー!!やっぱり洗えない!!そもそも触れないもの!!
くっ…しっかりしろ藤丸立香!狼狽えるな!
諦めるな!きっと何か方法があるはず…)
立香が打開策を考えていたその時。
女性霊「…懐かしい。」
立香「はいっ?」
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作者名:タンポポ | 作成日時:2022年9月28日 13時