*･゜ﾟ･*:.｡..:*奇跡という名の涙水晶*･゜ﾟ･*:.｡.:*･【妖怪ウォッチ】 (ページ47)

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43 crystal＊ページ47

貴女side

「えっ……？」

オロチさんに言われて、もう一度引き出しの中をもう一度確認する。

「あ、ほんとだ……これは、日記のような…… 」

引き出しの奥にあったのは、古ぼけたノートのような物だった。

見出しには、「私の日記」と書かれている。

「これって、もしかして母が書いた日記でしょうか？」

「そう思うが、これも手がかりの一つなのかもしれないな」

「うむ。一緒に引き出しの中に入っていたことからみてもその可能性は十分あり得ると思うが」

日記と思われるそれをしげしげと眺めながら言った土蜘蛛さんにつられるように手元を見つめる。

お母さんの日記には何か手掛かりとなることが書かれているかもしれない。

それを自分の目で確かめたいと思った。

「皆さん、このノートも一緒に見ましょう！私は……見たいです」

「ああ、手がかりにつながるかもしれないしな」

「僕も賛成だよ。気になるしねェ」

私は息を飲んで、ぎこちない手つきでノートを開いた。