*･゜ﾟ･*:.｡..:*奇跡という名の涙水晶*･゜ﾟ･*:.｡.:*･【妖怪ウォッチ】 (ページ37)

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33 crystal＊ページ37

～＊現在＊～

貴女side

「A、Aっ！」

誰かが私を呼ぶ声がする。

真っ暗だった視界が急に明るくなったかと思うと同時に見えたのは、見慣れた天井だった。

「あれ……私なんで…………？」

私は、屋敷の部屋で寝かされていて、
周りには皆さんが私を囲むように座っていた。

「急に倒れるからびっくりしたわ～～！どうしたの、大丈夫～～？」

えんらえんらさんに言われて、やっと自分の状況を知った。

私、急に目眩がして、そのまま倒れてしまったんですね………。

「大丈夫です、心配かけてごめんなさい。」

「すごくうなされていたが………どうしたんだ？」

オロチさんに言われて、ハッとした。

そうだ私、思い出したんだ。

私は皆さんに知ってしまった、私の過去の話をする決意をした。

お母さんのことも、全て。

とても辛い、思い出さなかったらどんなに楽だっただろう。

でも、いつか話すべきことだと覚悟はできていた。

「__これは、私の過去の話です_______ 」