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29 crystal* ページ33
貴女side
オロチさんについて行くと、平原のトンネルを出たところ辺りに、土蜘蛛さんがいた。
「土蜘蛛殿…………!」
「…あの、桜町になにか、起きているのですか?」
土蜘蛛さんはうつ向きながら言った。
「…皆が、消えてしまったのだ………。」
「!?、それは、どういうことですか…!?」
オロチさんも動揺を隠せないようだった。
「ああ、日に日に桜町から妖怪達がいなくなっていくのだ。恐らくファントムを恐れて、住処を変えたのであろう。妖怪達にまで、危険が及んでいるということだ………。」
似ている………。
私が住んでいた森で起こった異常に。
妖怪さんたちがいないなんて…………
町を見回すと、この前までいた妖怪さんたちの気配は薄くなっているような気がした。
みんなバラバラに……………?
この、幸せな日常が崩れていく、
そんな悪い予感がした。
その瞬間、目眩がして
目の前が真っ暗になった__________。
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作者名:すみ恋。 | 作成日時:2015年3月21日 13時