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22 crystal* ページ26
貴女side
「………………ん、………」
心地よい風が辺り、私は目を開けた。
どうやら少し気を失ってしまっていたらしい。
ゆっくり上体を起こして辺りを見渡すと、私は森にある神社の前に寝かされていた。
どこか安心感があって、背筋のぞっとするような影の気配が消えているようだった。
「大丈夫か?」
オロチさんの声がした。
「…はい……………。」
オロチさんは何故ここにいるんだろう。
もしかして…………
あの時の声は夢じゃないの……………?
「私を助けてくれたのはオロチさんなんですか。」
「ああ。」
オロチさんはそう言って、私の目をみた。
「お前のことは私が守るから、大丈夫だ。」
その言葉に何故かとっても安心して、
そう言ったオロチさんのその綺麗な目に吸い込まれてしまいそうだった。
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作者名:すみ恋。 | 作成日時:2015年3月21日 13時