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17 crystal* ページ20

貴女side


「ここでいいのかな…………?」


なんか急に緊張してきた。
今思えば私が知らない方に会うなんて、一番苦手なことだった。


戸をノックする手が震えて、ノックすることができない。


「はぁ…………。」


このままじゃいけないのに…………

オロチさん達と出会って、私の中で何かが変わった。

私は何もお返しできないから、
私が変わったところをお見せたい。

これは、貴方のおかげなんですよ、
オロチさんって…………。


そう思うと、なんだか勇気が出てきて自然と戸をノックしていた。


「はぁーい、今行きまーす。」

「だれか来たの……………?」



中からそんな会話が聞こえてきて、


家から出てきた人は、土蜘蛛さんと大ガマさんにそっくりで、びっくりしてしまった。

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作者名:すみ恋。 | 作成日時:2015年3月21日 13時

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