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確かに俺たちはアイドルだ。
だから、防弾少年団のシェリとしてはカッコよくいなきゃダメだろう。
でも、カン・Aとしてもカッコよくなきゃいけないなんてそんなことはないはずだ。
プライベートの時くらい、Aの好きな服を着て、好きなことをすればいい。
だけど結局は俺はAの親友ってだけで、それ以外のなにものでもないから。
確かに確信は持ってたけど、やっぱりAの本心なんてAにしかわからないし。
だから、今まではそれでAがいいのならって思って何も言わなかった。
でも、今俺はそのことにめちゃくちゃ後悔している。
「やっぱりさぁ、私ってダメだね...」
そう言って弱々しく言うAの目からは今にでも涙がこぼれそうだった。
あぁ、あの時俺はAに二度と嬉し涙以外の涙なんか出させないって、そう誓ったのに。
またAは泣きそうだ。
JK「Aは別にダメなんかじゃない」
「だって、また...」
JK「ダメじゃない。こんなのは言わせとけばいいよ」
きっかけは今年のMAMAでのAの服装だった。
Aはいつも授賞式ではタキシードを着る。
それは俺たちに合わせているからでもあるし、ファンの気持ちを汲み取っての行動だ。
でも、今回のMAMAではAはドレスを着た。
ドレスって言ったってよく見るあのスカートドレスじゃない、パンツドレスだ。
すごく似合ってたし、個人的には、なんかすごくセクシーで魅力的だった。
でもやっぱりというかなんというか。
反感をかってしまった。
俺たちはAがようやく授賞式でドレスを着てくれたって、めちゃくちゃ喜んだのに。
みんな、心配してたんだ、Aの正装がタキシードなことに、すごく。
だからちょっと今回の件は、俺たちが無理にAにドレスを着せたってのもある。
まあ、Aもなんだかんだで嬉しそうだったんだけど。
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紅蘭(プロフ) - かのんさん» 一番だなんて恐れ多いですが、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: 494c8cd1da (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 紅一点で一番好きなお話です！これからも楽しみにしております(評価つけ終わってるのに毎回押しがち) (2021年6月8日 18時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭
| 作成日時：2021年6月2日 12時
