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私の話にふーん、ってしんみりと相槌を打つジョングク。
いきなりどうしたのだろう。
なんだかいつものジョングクらしくない。
「やっぱりミンギュと私の熱愛気にしてる？」
JK「え...」
「いきなり恋愛の話なんてしてきたから」
JK「ミンギュとは付き合ってないんだろ？」
「うん、付き合ってない」
JK「なら別に気にしてない」
大した感情もなく気にしてないと言い切るジョングクに少しだけ成長というものを感じた。
前なら絶対にもっと怒ってたはずだ。
何に対して怒ってるかは想像がつかないけど。
ならどうしてこんな話を切り出したんだろう。
私はじーっと考えてある一つの考えにたどり着いた。
「もしかしてグガ、好きな人できた？」
JK「は、」
「だからそんな質問してきたんでしょう」
JK「......」
「オッパ達には言わないから私にこっそり教えて。誰なの、グギの好きな人」
JK「あー、もうお前ってほんと...」
「え、何？」
JK「マジで、ほんと...あー！」
「え、え、なんかごめん。どうしたの」
いきなり叫んで自分の頭をグシャグシャとかき回すジョングクにびっくりする。
もしかしたら好きな人を聞くの、まずかったのかもしれない。
私とジョングクは同い年だけど、一般的に男の子の方が心の成長が遅いっていうし、まだジョングクは思春期なのかも。
JK「もうこの話は終わり！」
「え、いきなり!?」
JK「だってお前が俺の好きな人の話なんてするから...」
「えぇ」
JK「俺の今までの努力ってなんだったんだって...」
「なんの話？」
JK「言っとくけどさぁ、俺、ずっと前から好きな人いるし、なんならずっとそれを隠す気もなかったんだけど」
「は」
JK「だから、ほんとお前なんなの。なんで気づいてないわけ」
「え、え？」
JK「俺、気づいてて無視されてるのかと思ってたじゃん。なんなのまじで。ほんとにありえない」
「ごめん、グガ、話が全然見えないんだけど...」
JK「この流れで気づかないのマジで意味わかんないし、ほんとに...あー、もうなんかどうすればいいかわかんなくなってきた」
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紅蘭(プロフ) - かのんさん» 一番だなんて恐れ多いですが、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: 494c8cd1da (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 紅一点で一番好きなお話です！これからも楽しみにしております(評価つけ終わってるのに毎回押しがち) (2021年6月8日 18時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭
| 作成日時：2021年6月2日 12時
