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「あ、もう食べおわっちゃった。もう一個ないんですか？」
［驚異のスピードでクッキーを食べ終えたシェリ］
シェリはもう一袋クッキーが欲しいようで、近くにいたスタッフにもう一つないか聞いている。
そんなシェリを目敏く見つけたシェリの食事管理係・J-HOPE。
JH「一個で終わりにしときなよ」
「えー、でも美味しいのに」
JH「やー、ほんとにこの子は...。普段全然食べないくせにお菓子になると食欲がいきなり増えるんだから」
「普段だって食べてますよー」
JH「いつも無理やり食べさせてあげてるのは誰だっけ、お？」
「別に無理やり食べさせなくていいんですよ、オッパ」
JH「食べなきゃ体壊すからオッパが親切心で食べさせてあげてるんだけど？」
「だってお腹空かないから」
そんなこと言わずに食べなさい、なんて頭をわしゃわしゃとかき回すJ-HOPEからきゃーとわざとらしい悲鳴を上げて逃げるフリをするシェリ。
そしてシェリのことを追いかけるフリをするJ-HOPE。
JH「こら、A！」
「きゃー、オッパが追いかけてくるー」
JH「Aが逃げるからだろ！」
「私なんで逃げてるのー」
JH「捕まえた！」
「捕まったー」
あっという間につかまってしまったシェリ。
どことなく嬉しそうなのは気のせいではないはずだ。
JH「はい、もう今日のおやつタイムはおしまい」
「ちぇっ。わかりました、仕方がない、オッパが追いかけてくるから」
JH「やー、俺はAのことを思ってだね」
「うんうん、知ってる。いつもありがと、オッパ」
JH「いい子いい子」
「殿下〜」
JH「うむ、苦しゅうない」
そうして始まった二人の時代劇ごっこ。
［今日もシェリの食事管理係のお役目ご苦労様、J-HOPE］
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紅蘭(プロフ) - かのんさん» 一番だなんて恐れ多いですが、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: 494c8cd1da (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 紅一点で一番好きなお話です！これからも楽しみにしております(評価つけ終わってるのに毎回押しがち) (2021年6月8日 18時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭
| 作成日時：2021年6月2日 12時
