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JK「はぁ...」
「......」
だけど、ジョングクがいつも通りってわけじゃないのは確か。
こうやってジョングクがため息をつくのは今日で何回目だろうか。
あまりの多さに私も内心ため息をつきながらそっとジョングクに私特製のホットミルクを渡す。
JK「あーあ...」
「......」
JK「はぁ...」
「もう、ジョングギったらさっきからため息ばっかどうしたの」
あまりにもため息をつくもんだからしぶしぶそうやって聞くとようやくジョングクはこっちを見た。
そして何も言わずにじーっとこちらを見る。
正直、ジョングクの綺麗な瞳に見つめられるとドキドキするからやめてほしい。
なんだか居心地が悪くて顔に熱が集まる。
JK「...Aはさぁ、どう思う？恋愛って」
「は？」
JK「だから、恋愛ってどう思う？」
いきなり何かと思えばそんな質問が来て。
変なの、なんて思いながらも正直に答える。
「恋愛は、私はしたことないけど、でも楽しそうだなって思うよ。
片思いとか辛いけど、でも後から結局はいい思い出になるのかなって」
JK「あー、いや、違くてさ。俺たちみたいなアイドルの恋愛の話」
「アイドルの恋愛？」
思わず聞き返すとジョングクはそうそうってうなずく。
アイドルの恋愛、ねぇ。
いいものじゃないのは確かだ。
「アイドルって夢を売るのが仕事でしょ。
だからあんまりしない方がいいんじゃないかな。
別に恋愛するなとは言わないし、気持ちって理性で抑え込めるものでもないからなんとも言えないけど」
JK「でもやっぱ、恋愛したくないってこと？」
「私が？」
JK「うん。あ、違くて、いや、違わないんだけど、何ていうか...一般的な女性アイドルの話、かな？」
「アイドルならしちゃダメだと思うけど、女の子って恋すると可愛くなるらしいからヨジャアイドルならしてもいいのかなって思うよ。
でも、一般的な女性アイドルはともかく私はあんまりなぁって感じ。
だって芸能人って人生を売り物にしているようなものだもん。
私が恋愛することで悲しむarmyがいるならするべきじゃないのかなって思うよ。特に今はね」
JK「今って...」
「ほら、ぶっちゃけた話、今が私たちバンタンの最盛期だと思うんだよね。
そこであんまり熱愛沙汰は起こしたくないかな」
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紅蘭(プロフ) - かのんさん» 一番だなんて恐れ多いですが、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: 494c8cd1da (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 紅一点で一番好きなお話です！これからも楽しみにしております(評価つけ終わってるのに毎回押しがち) (2021年6月8日 18時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅蘭
| 作成日時：2021年6月2日 12時
