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【勇太】
岸くんは、観てるのか観てないのかわからない感じにボーッと画面を見てる。
ちょっと俺が眠なくなってきた…
ふと、岸くんの方を見ると、静かに涙を流してた。
え？泣くようなシーンあったっけ…？
一瞬驚いたけど、急に泣けちゃうほど、心が苦しいんだってことを理解した。
勇「涙出ちゃうね…」
岸くんの涙をそっと拭きながら話しかける。
優「…」
勇「しんどい？」
優「わかんない…なんでか勝手に涙が出てくる…」
勇「心がしんどいんだね。そういう時は泣いてもいいんだよ。」
優「…うん…」
そのままポロポロ涙を流し続けた。
3時間くらい泣いてたかな。
そのまま岸くんは寝落ちした。
勇「しんどいね…」
そっと頭をなでて涙を拭いた。
……
朝、目が覚めると既に岸くんは起きてて、ベッドの上で座ってた。
勇「岸くん、もう起きてたんだね。」
優「うん…」
【優太】
昨日は何故か涙が止まらなくなって、俺、いつの間にか寝てたみたいだった。
目が覚めたのは朝4時頃。
まだ外は真っ暗。
そこから、ただただベッドの上でボーッとしてた。
何時間経ったかわからないけど、神が起きてきて、話しかけられた。
気付くと外はもう明るかった。
勇「岸くん、身体がしんどくなかったら、少し散歩しない？」
優「うん…」
勇「外ちょっと涼しいから、薄めの上着着ておいたほうがいいかも。」
優「うん…」
とりあえず近くにあったUVカットの上着を羽織った。
そういえば、廉とのデートの日に着てたやつだな…
ポケットに手を入れると、あの日買ったキーホルダーが2つ…
あ、そっか、救急車の中で、廉が握ってたのを落として…
救急隊員の人に手渡されたんだった…
俺が預かってるんだ。
廉に返さないと。
廉…大丈夫かな…
勇「岸くん？どうした？」
優「廉…大丈夫かな…」
勇「気になる？」
優「うん…」
勇「じゃあ、散歩がてら病院にお見舞いに行こうか。」
優「いいの…？」
勇「岸くんさえ良ければ。」
優「行く。」
俺らは歩いて病院に向かった。
歩きながら、神は「お花きれいだね」とか「空が青いね」とか話しかけてくれたけど、正直頭の中は廉のことしか考えられないでいた。
勇「ふぅ。着いたね。しんどくない？」
優「大丈夫。行こう。」
勇「うん。」
ガラガラ…
優「廉…廉…」
沢山の機械につながれて眠っている廉。
早く起きてほしい…
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岸くん推し - リクエスト書いてくださってありがとうございました！また今度リクエストさせていただきます！ (8月15日 11時) (
レス) @page38 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクん(プロフ) - GENさん» ありがとうございます！！ (8月8日 23時) (レス) id: e3de0db4ac (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - ミルクんさん» ありがとうございます。はい、またある程度キリがつきそうだったらリクエスト再開しますので、その時はよろしくお願いします。 (8月8日 23時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクん(プロフ) - コメントichiban失礼します！移行おめでとうございます！また余裕できたらリクエストさせて貰ってもいいですかね？？😊 (8月8日 23時) (レス) id: e3de0db4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GEN | 作成日時：2023年8月8日 11時
