･ ページ43
【紫耀】
主治医の先生の話によると、岸くんは、どうやら記憶を無くしているらしい。
いわゆる記憶喪失。
基本的には思い出の類の記憶がないらしく、日常生活はできるみたいだけど。
だから、俺らのことは全く覚えてないみたい。
それが一時的なものなのか、長期的なものなのかはまだ分からないと言われた。
この話を聞いて、海人は泣き出しちゃって過呼吸を起こしそうになったから神が外に連れ出して落ち着かせに行った。
俺と廉は岸くんの隣にいる。
紫「俺の名前は平野紫耀。紫耀って呼んでね。」
廉「俺は永瀬廉。廉って呼んでな。」
紫「それに、お前は岸優太。みんなは岸くんって呼んでるよ。」
廉「俺は岸さんって呼ぶけどな。」
優「あ…はい…」
紫「敬語じゃなくていいよ。俺ら仲間だし。」
岸くんに俺らはＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅであることを話した。
海人と神のことも。
全くピンと来てる様子はなかったけど、とりあえず自己紹介はしておこうということで。
少しすると、落ち着いた海人が神に連れられた病室にやってきた。
目は真っ赤で腫れてて、かなり泣いたんだなっていうのがわかる。
紫「こいつが最年少の高橋海人。」
海「俺が海人だよ。」
めちゃくちゃ鼻声じゃん、海人。
勇「で、俺が神宮寺勇太。ジンって呼ばれてるよ。」
優「……」
紫「ごめん、情報量多すぎて混乱するよね。」
勇「また来るからさ、おしゃべりしよう！」
優「う…うん…」
岸くんも混乱してるし、海人の顔色も悪くなってきてて限界そうだから一旦帰ることに。
海人が心配で1人にさせられないから、神が海人の家に泊まることになった。
【勇太】
海人の家に一緒に入ると、また海人が泣き出した。
勇「びっくりしちゃったよな。つらいよな。」
海「つらいのは…岸くんだからっ…ぐずっ」
勇「海人もびっくりしたでしょ？俺もびっくりしちゃったよ。」
海「うん…ぐずっ…ひっく…ひっく…ひっ…ひっ」
呼吸おかしくなってきちゃった。
勇「泣いていいよ。でもちょっと深呼吸しよう？」
俺は海人の背中をさすってやった。
結局一晩中泣き続けた海人。
正直、海人がここまで泣いてるから、逆に俺は冷静になれたのかもしれない。
海人が落ち着いてたら、俺が今の海人みたいになってたと思う。
それだけ今回のことは皆にも大きな衝撃だったんだ。
岸くんとの思い出が、全部消えちゃったんじゃないかって、俺だって心が潰れそう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
GEN(プロフ) - りおさん» 順番に書かせていただきますね。気長にお待ちくださいませ。 (7月29日 16時) (
レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
りお - リクエストなんですけど、ホラー映画をキンプリみんなで観てて海ちゃんが怖くて過呼吸になったり、一人でトイレに行けなかったり、失敗してしたりしてまう話が読みたいです。じぐれん多めでお願いします (7月29日 12時) (レス) id: 4cc9f76583 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - リクエスト書いてくださって，ありがとうございます！！ (7月29日 8時) (レス) @page48 id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
ミルクん(プロフ) - GENさん» ありがとうございます！2つとも楽しみにしています！ (7月28日 9時) (レス) id: e3de0db4ac (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - ミルクんさん» 実はファン歴がめちゃくちゃ短いので、上手く書けるかわかりませんが、頑張ってみます。順番に書かせていただきますので、しばらくお待ちください。 (7月28日 8時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年7月19日 12時
