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【海人】
すごい目付きでこっちを睨んでいる…
怖くて早歩きで逃げた。
怖い…怖い…
すぐにタクシーに乗って家に帰った。
……
海「はぁっはぁっはぁっ…」
家に着いてもあの目を思い出すだけで心臓がバクバクする。
もう何が何だかわからなくなって頭をぐしゃぐしゃにした。
ふと顔を上げると、ペン立てに刺さっている切り絵用のカッターが目に入った。
わかってる。これは、切り絵に使うカッターだ。紙を切るためのもの。
でも、止められない衝動から、気付いたら右手にはカッターを握っていた。
スタッフさんを怒らせた俺。
メンバーにも嘘をついた俺。
自分のせいなのに元気ない姿みせてしまった俺。
こんな俺が許せない。
罰を受けるべきなんだ。
俺は、右手に握ったカッターの刃を左の腕にかるく当てて、スっと引いた。
少しすると、プツプツと血液の玉が出来て、それがスーッと垂れてきた。
ティッシュで押さえると、それはすぐに止まって、うっすら赤い線が残っているだけだった。
もう1回…
同じようにカッターを引いた。
またうっすらと血液が滲んで、ティッシュで拭くと、ティッシュが赤く染まる。
なんでかわからないけど、自分に罰を与えられたという満足感と、悪いものが血液と一緒に出ていってる感覚がして、少しスッキリした。
今日は泣かなくて済みそう。
心の涙を腕が代わりに流してくれてるみたい。
傷はごく浅かったから、そのままにしておいた。
でも明日は半袖着られないな。
日焼け予防ってことにして、UVカットの上着でも着ておけばいいか。
……
次の日も、次の日も、スタッフさんからの脅しや意地悪は続いていた。
そして、それはエスカレートしていった。
でも、俺にはスッキリできる裏技があるんだ。
家に帰ると決まってカッターを手にする。
もう、軽く切るのでは満足出来ない。
少し深く切りたい。
いつもより押し当てる力を強くした。
そして、勢いよく引く。
すると、パクッと傷口が開いて、脂肪のようなものが見えた。
やりすぎた…
遅れて血がダラダラと出てくる。
少し焦ったけど、ティッシュで押さえて止血して、家にあったガーゼを当てて、応急処置をしたらなんとか落ち着いた。
少し焦ったけど、ま、こんなもんか。
明日は紫耀と収録だから、バレないようにしないとな。
ま、大丈夫だろうけど。
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GEN(プロフ) - ことさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただきます。しばらくお待ちください。 (7月19日 10時) (
レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
こと - ストレスでトイレが近くなって楽屋で(Wゆうたしかいない)失敗してしまった神くんを岸くんが落ち着くまで慰めるというお話がみたいです！ (7月19日 9時) (レス) id: 12e92e4047 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - GENさん，ありがとうございます！ (7月18日 19時) (レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - りおさん» リクエストありがとうございます。ただいまリクエスト渋滞してるので、少々お時間いただきますが、頑張って書かせていただきます。 (7月17日 22時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 海ちゃんがロケで誰かが戻してるのを見て気持ち悪くなってしまったりするのがみたいです！紫耀くんが腰痛でみんなにサポートしてもらうのもお願いします！れんれが腹痛を我慢してしているお話をお願いします！頑張ってください (7月17日 22時) (レス) id: 4cc9f76583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GEN | 作成日時：2023年7月10日 22時
