･ ページ31
【海人】
え、なんで分かるの？
海「え…あ、まぁ…」
女「岸くんだったら来ませんよ？」
海「な、なんで？」
女「なんでかな〜？」
ふと女の人のカバンに目をやると、岸くんとお揃いで作った革のキーホルダーが目に入った。
海「あの…そのキーホルダーって…」
女「海ちゃんとお揃いだね！」
いや、お揃いっていうか…それ岸くんのだよ…？
この人、岸くんがどこにいるか知ってるんじゃないかな？
海「ねぇ、岸くんどこに隠したの？」
女「え〜、いいじゃん、岸くんなんかより私と遊ぼうよ！」
海「良くないっ！ねぇ、岸くんは？知ってるんじゃないの？」
女「さぁ〜。今頃熱中症にでもなってるんじゃないかな〜」
そんな…
海「どこ？どこに居るの？ねぇ、俺の大切な岸くんを返して！！！」
気が付いたら俺の頬には涙が流れていた。
女「え…海ちゃん、泣かないでよ…」
海「岸くんに何かあったら…俺っ…うぐっ…はぁっ…」
女「え…お、落ち着いてよ…」
海「いいから教えて！岸くんはどこにっ…どこっ？…はぁっはぁっ」
若干パニックになってて息が苦しい…
岸くんに何かあったら…どうしよう…
海「はぁっ…はぁっ…どこっ？…ゲホッ…ゲホッ」
パニックになってる俺を見て女の人も慌てた様子をみせてきた。
女「え…海ちゃん…どうしよう…」
海「いいからっ…はぁっ…場所っ…ゲホッ」
女の人は震える手で住所の書いた紙を渡してきた。
俺はその紙を奪い取って書かれた住所の場所に走って行った。
海「はぁっはぁっはぁっ…」
とにかく走った。
すると、そこはトランクルームみたいなところで、コンテナがたくさん並んでいた。
髪に書かれた番号を探すと、1番奥に見つかった。
海「岸くんっ…！はぁっはぁっ…」
扉を開けると、手足を縛られてぐったりと横たわっている岸くんがいた。
海「岸くんっ！大丈夫！？」
身体は有り得ないほどに熱く、意識も無かった。
慌てて救急車を呼んだ。
病院に着くと、熱中症とのことで点滴をうってもらって意識を取り戻した。
海「岸くん…うぅぅ…ぐずっ」
優「あれ？俺…？って…泣くなよ海人。ごめんな、心配かけて。」
海「もう会えなくなっちゃうかと思った…ぐすっ…」
優「ばーか、お前おいてくわけねぇだろ？…助けてくれてありがとうな。」
その後、警察の調べで女の人は捕まったみたい。
俺のファンの子が岸くんに嫉妬しての誘拐だったみたい。
岸くんのことは俺が守る！
【終】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
GEN(プロフ) - ことさん» リクエストありがとうございます。順番に書かせていただきます。しばらくお待ちください。 (7月19日 10時) (
レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
こと - ストレスでトイレが近くなって楽屋で(Wゆうたしかいない)失敗してしまった神くんを岸くんが落ち着くまで慰めるというお話がみたいです！ (7月19日 9時) (レス) id: 12e92e4047 (このIDを非表示/違反報告)
岸くん推し - GENさん，ありがとうございます！ (7月18日 19時) (レス) id: 9b03f4350a (このIDを非表示/違反報告)
GEN(プロフ) - りおさん» リクエストありがとうございます。ただいまリクエスト渋滞してるので、少々お時間いただきますが、頑張って書かせていただきます。 (7月17日 22時) (レス) id: 92ef1d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 海ちゃんがロケで誰かが戻してるのを見て気持ち悪くなってしまったりするのがみたいです！紫耀くんが腰痛でみんなにサポートしてもらうのもお願いします！れんれが腹痛を我慢してしているお話をお願いします！頑張ってください (7月17日 22時) (レス) id: 4cc9f76583 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：GEN | 作成日時：2023年7月10日 22時
