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紫耀サイド
熱がある海人を横に寝かせて、俺らが食べ終わるのを待っててもらった。
海「…けほっ」
このタイミングで熱って、のぼせたのか？とも思ったけど、咳もしてるし慣れない環境で風邪引いちゃったのかもな。
俺と廉はしっかり完食して、海人を抱っこし部屋に戻った。
部屋に戻ると布団が敷いてあった。
廉「布団敷いてあるやん！」
ただ布団が敷いてあるだけでもテンションが上がってる廉。
とりあえず海人を布団に寝かす。
寝苦しそうでもなく、スヤスヤ眠ってる。
ふと廉を見ると布団の上にダイブしたまま寝てる。
紫「廉、寝るならお布団の中に入りな？」
廉「まだ寝ない…寝たら…もったいない…」
もうほぼ寝てるし。
紫「早く寝て早く起きたら？」
廉「そぉするぅ……」
モゾモゾと布団の中に入って寝ちゃった廉。
海人も廉も歯磨きさせずに寝かせちゃったなぁ…
とりあえず歯を磨いて俺も布団に入る。
あぁ…気持ちいい…
……
朝目が覚めると、目をキラキラさせた廉が俺の事を見てた。
紫「廉、もう起きてたの？」
廉「早く寝たから早く目が覚めた！あとさ、夜中にトイレで起きた時、歯磨きしてないこと思い出したから歯磨きした！」
朝からテンション高い。
珍しくよくしゃべる。
海人を見るとスヤスヤ寝てる。
おでこを触ると、熱はすっかり下がっていた。
廉「なぁ！俺、今から朝風呂行ってきてもええ？？」
紫「でもお兄ちゃん海人寝てるから行けないよ？」
廉「1人で行く！！」
紫「行ける？」
廉「昨日行ったから覚えてるし！」
廉は記憶力いいからな。
紫「1人で大丈夫？」
廉「全然平気！！なぁ〜、行ったらアカン？？」
紫「いいよ。あ、朝ごはん8時だから、7時50分までには帰ってきてね。」
廉「わかった！」
ま、かなり時間あるし、間に合わないとかはないだろうけど。
1人で本当に大丈夫か？
ま、それも経験か。
廉「行ってくる！！」
温泉の準備は既にしていたようで、温泉セットを持って嬉しそうに出ていった。
ま、それだけ温泉気に入ってくれたってことか。
良かった。
しばらく海人の様子を見ながらゆっくりしてた。
そろそろ廉もどってくる頃かな？
なんて思ってたら、海人が起きてきた。
キョロキョロしながらまわりを見てる。
たしかに、起きた時、ここどこ？って思うよね笑
顔色もいいし、完全復活かな？
海「…いないです」
紫「ん？」
あ…
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作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
