温泉旅行 ページ6
紫耀サイド
今まで海人が小さくてパニックをよく起こしてた関係もあって、旅行なんて行けてなかった。
でも最近は海人も落ち着いてるし、廉も最近頑張ってるし、たまには3人で温泉でも行こうってことで、今とある温泉宿に向かっている。
結構距離あるから、それなりの時間ドライブになるけど、よく考えたら海人ってそんな長時間車に乗ってたことあったかな？
でもまぁいい経験でしょ。
海「おしっこー」
紫「次のSAで休憩するから、あと5分くらいだけど、我慢できる？？」
海「はーい」
そろそろトイレ行かせないととは思ってたけど、思ったより早かった。
紫「そろそろ着くからね〜」
SAに到着し、海人をトイレに連れていく。
紫「廉もトイレ行っとけよ？」
廉「わかった〜」
トイレを済ませてお土産屋さんをブラブラ。
海人は早速、光る棒キャンディーを手に持っている。
微妙に高いけど、せっかくの旅行だし、今日くらい買ってやるか。
紫「海人、それ欲しいの？」
海「はい」
紫「廉〜、海人飴買うけど、欲しいのあったら買うよ？」
廉「俺はいい。やって、今なんか食べたらお昼ご飯食われへんくなるもん！」
廉は今日お昼にご当地グルメを食べるのをめちゃくちゃ楽しみにしてる。
だから、朝ごはんも少ししか食べてない。
張り切りすぎ笑
紫「そうか。じゃ、飴買ってくるね。」
廉「おん」
車に戻ると海人はすぐに光る棒キャンディーを食べ始めた。
飴が光る意味って何？笑
紫「じゃあ出発するよ？2人ともシートベルトいい？」
廉「OK〜！海人もOKだよ！」
紫「出発しまーす」
しばらく車を走らせていると、バックミラーにうつってる海人が飴を咥えたまま寝てた。
紫「廉、ごめん、海人寝ちゃったから飴取ってくれる？」
廉「おん…はい…」
紫「ありがとう」
海人の食べかけの飴を舐める。
そういえばさっきから廉、やたら水分とってるなぁ。
紫「廉〜、あんまり水分摂りすぎるとトイレ行きたくなるぞ？」
廉「…うん…」
元気ない？
紫「廉、どうした？」
廉「お兄ちゃん…なんか…酔ったかも…」
紫「え！？」
今まで長距離移動してなかったから気付かなかったけど、廉って車酔いするタイプだったのか…！
紫「吐きそう？」
廉「そこまでやないけど…」
紫「次のSA止まるから、我慢出来そう？15分くらいかかるけど。」
廉「たぶん…」
紫「袋渡しとくから、無理そうなら袋に吐いていいからな？」
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作者名：GEN | 作成日時：2023年12月30日 23時
